初心者必見! クイズdeローン

ちょっとしたことを知っているかどうかで損得が分かれるこの世の中。ローンを利用するときも、それはまったく同じこと。ローンを賢く利用するために、クイズに答えてローンの知識を磨きましょう。

2008年3月26日
今月の問題

Q. 上限金利が下がったおかげで「返済を延滞する人」は減ったでしょうか?

(1) YES. 引き下げの効果で、「延滞」は減っている

(2) NO. 引き下げにもかかわらず、「延滞」は増えている

正解は・・・

(2)NO.  1年前よりも「延滞のある人」の数が増えています。

最近のキャッシングやカードローンは、金利引き下げの広告が多く、消費者に利用しやすくなったイメージが広がっています。 しかし、ご用心。規制のおかげで「借入残高」や「借入先の件数」は減少しているようですが、肝心の返済面では「延滞」する人の数が昨年の同時期よりも確実に増加しているのです。

昨年に比べて、約11%も「延滞のある人」は増えている

金融庁の調べによると、平成19年の2月に約174.9万人いた消費者金融の「延滞情報のある人」の数は、平成20年1月現在、約193.4万人へと増加しています。(全国信用情報センター連合会からの情報による) これは、昨年2月に比べると約11%もの増加となります。

この1年間といえば、法律の改正によって様々な規制が強化された時期でした。いわゆるグレーゾーン金利の撤廃に伴う「上限金利の引き下げ」は、キャッシングやカードローンの利用者にとって、利息負担が軽くなることになり歓迎されました。また、ローン残高によっては借入件数の制限もおこなわれるようになり、多重債務者を出さないようにと、業界と行政が大きく動いた1年だったのです。 こうした多重債務の発生を防止しようという熱心な試みにもかかわらず、返済が滞っている人が増えているというのですから、見過ごすわけにはいきません。

「借入先が5件以上」の人は減少。「1人当たりの残高金額」も減る。

規制の効果が出たと思われるデータとしては、「借入先が5件以上」という人が、平成19年2月の約176.8万人から、平成20年1月では約124.2万人へと大幅に減っていることがあげられます。こちらは、3割減という勢いですから、業界各社が貸し出しをセーブしたことが推測されます。

同時に、「1人当たりの残高金額」も減少しています。昨年2月は約117.8万円だったものが、今年1月には約108.2万円へと、1割弱減ったことになります。このことから、規制によって「消費者金融の利用者は、他社借入を増やすことができなくなったために、借入件数は増えず、借入残高も減少した」という仮説を立てることも可能でしょう。

「返済できる金額」をしっかり確認して利用しよう

多重債務者の増加を食い止めようという行政や業界の取り組みは、部分的には効果を表し始めているのかもしれません。この規制がなければ、「借入先が5件以上」という人は増え続け、借入残高も比例して増加していたと考えられます。

最近のキャッシングやカードローンは、以前よりも低金利でスピーディに利用できる便利なサービスに進化してきました。しかし、そのメリットを生かし続けるには、計画性を持つことが大切です。借りる前には、「毎月返済できる金額」と「最終的なトータル返済額」をしっかり確認するよう心がけましょう。

参考資料:金融庁「無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況」

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