ローン業界探検隊

キャッシング、ローンのサービスはいかに立案・提供されているか?ローン会社へのインタビュー取材でお伝えします。

2009年2月27日
第8回

便利なインターネットの自動車ローンは
最先端システムが支えていた。

日立キャピタル株式会社

金利や利便性に魅力を感じて、ネット経由で自動車ローンを利用する人が増えている。
そうしたネット商品ならではのユーザーメリットはどのような企業努力から生まれているのだろうか、日立グループの金融サービス会社、日立キャピタルで探ってみた。

日立グループの中核を担う金融サービス会社として広範なニーズに応える

日立キャピタル株式会社は、日本を代表する情報エレクトロニクスメーカー、日立製作所を中心に構成される日立グループの金融サービス分野における中核企業。2000年に日立リースと日立クレジットが合併して設立された企業だけに、その事業分野は、企業の設備投資ニーズに応える法人事業から、自動車ローンや住宅ローンなどの消費者事業まで多岐に広がっている。各事業分野でインターネットを活用した事業が展開されているが、同社のネット事業本部・本部長の田中氏は、特に消費者事業分野でのインターネットを活用した事業展開について次のように語る。
「消費者事業は、ネット上で顧客接点を構築しやすい分野として当社が特に力を入れている事業分野です。これまでは販売会社様を経由して当社のローン商品をご利用いただくことが多かったのですが、最近では、ネットで直接お客様とお取引をする件数が増えており、ネット取引ならではのメリットを提供できるよう、企業努力を重ねています」。

手数料率(金利+保証料)、利便性、セキュリティーの3点を特に重視し最先端のシステムを構築

田中氏は、ネットで提供する自動車ローンについて、特に、手数料率、利便性、セキュリティーの3点を重視して商品を開発しているという。
「まず1点目の手数料率ですが、お客様にとって魅力的なものとして提供できるか否かは、どこまで機械化できるかにかかっています。機械システムを有効活用することで、店舗運営費や人件費などの運用コストを抑制し、コスト削減分をお客様に魅力的な手数料率として還元しています。また、お申込みから審査、融資実行までの各種手続きに関しても来店する必要がなく、できる限りお客様の負担を少なくするような利便性の追求にも配慮しています。そして3点目として、ネット取引でお客様が特に気にされる個人情報保護を万全にするために、セキュリティーの拡充には相当な投資を行っています。日立グループは、システムセキュリティーに関して独自基準を設けており、当社のシステムもそれをクリアしているかどうか常にチェックを受け、改善を重ねていますので、そういった点からもお客様に安心してご利用いただける体制に強みがあります」。