キャッシング&ローン駆け込み寺

お金の「困った」を克服するキャッシング&ローン術を、家利久理(やりくり)和尚が指南します。

2007年1月24日

キャッシング&ローン駆け込み寺──お金の「困った」を克服するキャッシング&ローン術を、家利久理(やりくり)和尚が指南します。 今月のお題
「教育ローンを味方につけるべし!」

子どもが進学するのですが、予定外の学費が急にかかることになり困っています。CMなどで見るカードローンでとりあえずつなごうかと思いますが。(須根井 太陽 42歳)

喝!喝!かぁぁ〜つっ!
低利で貸し付けてくれる教育ローンを利用するべし!

太陽殿。まずはお子さんの進学おめでとう!というべきところだが、学費負担はとりわけ私立にでも行こうものなら、なかなか家計に厳しいものだろう。入学金など初期費用が高額になりがちだが、だからといって、よく調べもせずにあわてて金利の高いローンに飛びつくのは考えものじゃ。子どもの成長は早いとはいっても、教育期間は長期にわたる。ローンに頼る際には、返済期間が長期で金利が低めの教育ローンをしっかり計画的に利用するべきだ。

教育費の負担が家計を圧迫しているケースは多い

太陽殿のような悩みを抱えている親はたくさんいるはずだ。2005年春に首都圏の私立大学に入った学生の親の4人に1人は学費を借り入れで補ったといわれる。借り入れの平均額は166万4,000円(東京地区私立大学教員組合調べ)という。親元を離れ、下宿する場合はさらに生活費が必要だが、大学生の場合その平均額は約185万円(全国大学生活協同組合連合会調べ)となり、毎月約15万4,000円かかることになる。子どもがもっと低い年齢でも、学力低下への不安から、塾にかける費用が増加しているので厳しい事情は変わらない。

文部科学省の試算では、幼稚園から大学卒業までの平均教育費用は、すべて公立学校に通った場合が約793万円、小学校以外はすべて私立にすると約1,538万円となり、その差は実に約700万円にもなるという。公立離れが進むほど、親の負担は重くなる。ちなみに、日本の国内総生産GDPに対する政府の学校教育費支出の割合は、3.5%とOECD加盟国の中でも最も低いレベルに属する。家計の負担はいっこうにラクになりそうもないのだ。

できるだけ有利な条件の教育ローンを見つけよう

教育ローンといえば、まず検討したいのが国民生活金融公庫が取り扱っている国の教育ローンだ。なんといっても、貸付利率が2.3%(平成18年12月時点)と、教育ローンの中では最も低い。融資額も一人当たり200万円までと心強い。返済期間は10年以内で、学校卒業までは利息だけの支払いでよいという「元金据え置き」の設定にすることも可能だ。また、一定の条件を満たせば、郵便貯金貸付けや、年金教育貸付けという制度もあって、公庫の教育ローンと同等の条件で教育費を借りることができる。

次にあたりたいのが銀行系の教育ローン。平成19年1月現在の金利は、変動金利で5%台、固定金利で7%弱と、公庫に次いで金利が低い教育ローンを利用できる。最後に残るのが、いわゆるノンバンク系金融会社による教育ローンまたは使途自由なローンだが、この順番で金利は高くなると思って間違いない。資金調達をどうしても急ぐ人には、ノンバンク系金融会社は金利が高い代わりに、融資実行のスピードや審査条件の面で好都合かもしれない。いずれの場合も今後の金利上昇リスクを考えると、変動金利ではなく固定金利のローンを選ぶほうが、将来の支払い負担増のリスクを避けられるだろう。

生涯収支のシミュレーションも行い、ライフプランをみつめよう

こうしてみると、公庫教育ローンの有利さがよくわかるが、財政悪化を理由に国は教育ローン縮小の方針を打ち出している。すぐには関係ないという人でも、いまのうちから基本的な教育ローンの種類や利用法の知識だけでもチェックしておきたい。また、日本学生支援機構(旧日本育英会)などの奨学金制度も利用できないか調べたい。

子どもが独立するまでの長い期間を見据えると、ローンの計算だけでなく、やはり生涯収支のシミュレーションをしてみることがおすすめだ。市販の資産管理ソフトなどを用いれば、貯蓄、収入などの数字を入れるだけで、将来予測をしてくれるので、先々の必要額やその対策を描きやすい。これからの時代を生き抜くためには欠かせないツールかもしれない。

今回の教訓

(1)長期間、固定金利で低利な公的教育ローンが見逃せない。
(2)奨学金との抱き合わせなども検討し、負担、リスク軽減に努めよう。
(3)ローンのチェックのみならず生涯収支をシミュレーションし、対策を練ろう。

ローンスペシャル

ローン業界探検隊 - ローン業界探検隊  [バックナンバー
  ・わかりやすさと利便性を追求 顧客本位の自動車ローン
世界の富豪列伝 - 富豪のマネー哲学に学べ!  [バックナンバー
  ・松下幸之助──無学・無一文から世界のマツシタを築いた松下幸之助
初心者必見! クイズdeローン - クイズで事前にローン知識をチェック。  [バックナンバー
  ・キャッシング、カードローンは、以前よりも借りやすくなっている?
ローン・コンシェルジュ - 便利なローンサービスをご案内  [バックナンバー
  ・結婚する二人にやさしいブライダルローン
キャッシング&ローン駆け込み寺 - お金の「困った」を克服する術を指南  [バックナンバー
  ・“貸します詐欺”にだまされるな!


キャッシング・カードローン 申し込みランキング

10/1~10/31実績※
1位 : 即答ローン
2位 : モビットカードローン
3位 : アコムのカードローン
4位 : 「スターワン借換ローン」
5位 : キャッシュワンカード
※このランキングはSBIホールディングス株式会社が運営するE-LOANでの申し込み実績をもとに算出しています。